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家族3人の住まいとしては少し窮屈な感じがするので、限られ た予算を最大限有効に使って、今後長く続いていく住生活をフレキ シブルに楽しめるような空間にして欲しい。
リフォームする建物のほとんどには、何かしらの「魅力」と「問題」が共存しています。
まずは、この「魅力」と「問題」を、設計者自身がきちんと認識する事がスタートでした。
このプロジェクトの場合であれば、「魅力」は“緑豊かな庭”であり、室内から庭への“視線が抜ける空間の広がり”です。逆に「問題」は、本来魅力であるはずの“空間の広がり”が現状の住空間では潜在してしまっている事です。例えば、個々の部屋にドアがついている事で空間を閉ざし、室内の視線の行先を遮り、全体的な“閉鎖感、窮屈さ”をもたらしていました。
これらの問題解決にあたり、スケルトン状態を理想としながらも、まずは「使える設備」と「老朽化している設備」を切り分け、使える設備はそのまま残す事にし、「老朽カしている設備」部分にリフォームの可能性を見出しました。また、建具などは全て取り払い、最低限必要な建具は引戸にしました。2階は間仕切、天井とも全て解体して完全なスケルトンにし、少しだけ新たな壁を設けました。
開放感のある空間
1階は無駄な建具、仕切り、ドアを取り払い、最低限必要な部分は引 戸に変更する事で、緑豊かな庭まで含めて空間同士の繋がりを実現しました。
2階は少しだけ設けた壁によって大きさの異なる部屋を連続するようにつくりました。
全体的には「壊した量が作ったものより多い」改修です。これが結果的には、改修前になかった空間の繋がりや開放感を生みました。

光のコントロール
昼と夜で光の演出を考えました。
昼間は、なるべくおだやかな太陽の光に恵まれる様に、夜は、一日の疲れを癒すべく、なるべく柔らかい光が実現出来る様にしました。
建築家の声
文中にもある様に、建物には何らかの魅力が存在します。
この「魅力」は「可能性」とも言い換えられますが、 リフォームを考える中で、その「潜在している可能性」に気づいて設
計をするか、しないかでリフォームの満足度は段違いなものとなります。
今回の場合は、余剰部分が最大の問題点であったため、この余剰を削いで、シンプル化させる事が、結果的に生活の豊かさをもたらし、全体のコストダウンの実現にもつながりました。
ヤマサキアトリエ一級建築士事務所
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