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所在地 :山梨県北杜市
敷地面積:655.05㎡(198.15坪)
床面積 :65.53㎡(19.82坪)+既存建物10㎡
建物規模:木造平屋建て 専用住宅(週末住宅)
建ペイ率:11.53%
容積率 :9.15%
価格帯 :1000万円台
老婦人が、都内に住まいつつ、娘夫婦と共に年の1/3程度訪れて過ごす小さなウィークエンドハウスです。
元々建っていた築約80年の長年住み慣れた旧家屋を、老朽化、管理上の問題から建て替えることになりました。
敷地は前面道路から背後の山に向かってゆるやかに傾斜する地形の手前に位置しています。
敷地内には既存の池、及びそれを取り囲む緑豊かな樹木があり、それをほぼ全て残し、元々の風景を継承しています。
建物はその北側の庭の風景を楽しむことを重視しつつ、小さいながら機能的で過ごしやすく、管理しやすい計画としました。
夏期と冬期で比較的寒暖の差のある気候に対応し快適な温熱環境となるよう、通風、断熱に十分に配慮しました。
知り合いの紹介で出会い家づくりプロジェクトがスタートしました。
- ・既存の池や樹木の豊かな庭の眺めを楽しみたい。
- ・リラックスして過ごせるテラスがほしい。
- ・南の道路側は車の通りも多いためあまりオープンにせず、北の庭側に開いた計画としてほしい。
- ・時と場合により来訪者の人数が増減するため、寝具等の収納が十分にあり、人数の変化に柔軟に対応できるようにしてほしい。
- ・留守の時も多いため、防犯面にも考慮しつつ、小さくコンパクトで管理しやすい計画にしてほしい。
平地から山へと続く緑の傾斜の風景が非常に美しいため、それを遮らないように、建物は白くシンプルな矩形のヴォリュームが大地の上にそっと浮いたようなたたずまいとしました。
自然を向き合い鑑賞する対象ととらえ、建物はあえて自然の中に埋没せず存在感のある形状としました。白く無機質な矩形の姿は、植物の有機的な曲線や光のうつろい、緑や空の色彩を引き立てます。
建替前の旧家屋の思い出の池や樹木はほぼ全て残し、その北側の庭に面して大きな開口部、ゆったりとしたテラスを配置し、室内外から、池やそのまわりの自然、その向こうへと続く山の風景を一緒に楽しめるような計画としています。
内部プランは、コンパクトでありながら機能性を重視した計画とし、キッチンを中心として皆が集う開放的なリビング、寝室として利用できる収納の充実した奥まったスペースを配置し、可動建具で使い勝手に合わせてゆるく仕切れるよう計画しました。
建物の開口部にはすべて雨戸を設置し、防犯面にも配慮しました。テラスは、雨戸を閉めても、室内と一体的な利用ができるように配慮しています。
設備機械、雨戸、換気窓等は木製ルーバーの内側に配置し、機能的でありながら外観を損なわないように配慮しています。
外壁のタイル、内壁のピアノ塗装等、艶のある材料をうまく取入れ、緑や光を映し込むような効果を生んでいます。
夏期は比較的気温が上昇し、冬期は冷え込んで凍結するような比較的寒暖の差のある気候のため、温熱環境に配慮し、通風、断熱を十分にとり、基礎や設備等は寒冷地に対応した仕様としています。
地元の工務店4社に相見積をとり、見積金額を比較するとともに、減額案や施工方法について各社と打合せを行い、建物、デザインについて共感し、相談しながら進められるパートナーとして、ふさわしい工務店を選定させて頂きました。
設計の途中で、想定利用形態の変更による大幅な減額、設計変更の必要がでてきたため、建物規模の変更を含めて大々的な減額を計り、材料、施工方法ともに意匠・構造・設備総合的に検討し、金額とのバランスがとれるように調整を行いました。
現場が地方であったため、現場や打合せに行く機会がどうしても限られてしまうため、施工者との意思疎通や現場に対する指示が適切に行えるよう、メールや電話、書類での連絡を特に密に行うことで、遠方であることをカーバーできるように努めました。
建築家の声
時折立ち寄らせて頂き、建物の状況を確認させて頂いております。
四季を通じて自然とともに気持ちよく過ごせ、機能的で使いやすいと、お施主様にご好評頂いております。
プロジェクトを通して
環境を生かした空間づくりを心がけており、それがうまく実現したプロジェクトでした。
お施主様との信頼関係がしっかり築けたことで、ご要望に適切に応えた計画ができたと考えております。
建築家との家づくりを通して
(デュアルライフ都心の住宅と本住宅を7:3から8:2程度の頻度で滞在する)
を前提にしていたのと、本住宅はコンパクトで機能的であり、かつ、周りの山や自然と調和した家にしたが、既製の住宅だったので充分なものが無かったので、建築家に家づくりを頼もうと思いました。
初めは、もう少し広いレイアウトの提案を受けましたが、こちらの更に建築面積を減らしたいという要望に対し、キッチンの位置を家の中心にもってきて、機能面を更に向上させる提案をしてくれました。
又、裏に池のある庭や松林の山を広角のガラス窓で見晴らしの良い提案をしてくれたのが気に入り、知人の紹介というのもあって信頼できると思いYUUAさんに依頼することにしました。
この家でこだわったことは、狭い中で機能的で落ち着ける場所や裏の池のある庭、裏山の自然を部屋いっぱいに取り込むことを特にこだわりました。
実際に住んでみて、玄関を入ると池のある庭や裏山が一望に見渡せるところが気にいっています。あと、全体的に使いやすく、キッチン、トイレ、洗面所、風呂などが近くて使いやすいのとても快適に暮らしています。
家づくりを振り返って
レイアウトとして狭い中に如何に機能的に設計できるかが一番困難なところでした。
これから家づくりを考えている方に対して
まず、コンセプトを明確にし、いかに快適に過ごせるかを追求していった方がいいと思います。あと、家のスペース、金額については要求により色々なアイデアを出してくれるので、設計者に本音の希望を伝えじっくり相談すべきだと思います。
YUUA建築設計事務所
住所:東京都新宿区早稲田鶴巻町561-17Clavier202
電話番号:03-3204-3481
HP:http://www1.ocn.ne.jp/~yuua/プロフィールページへ


































