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- 築38年RC造のスケルトンリフォーム
所在地 :神奈川県相模原市
敷地面積:87.72㎡
延床面積:226.00㎡
建物規模:RC造 2階建
用途地域:第1種低層住居専用地域
ご夫婦2人と社会人の娘さんが住む、築38年・RC造のスケルトンリフォーム計画でした。
諸条件
■ 築38年の「リフォーム計画」なので構造の健康状態など、開けてみないとわからない事がある。
(御見積段階でも、構造の修繕を想定した予備費を加味しないと「予算づくり」が難しい。)
実際に開けてみたら、想定通り、コンクリート壁のヒビ、コンクリート床のたわみなどが見られたが、当初から予算内に
修繕費も加味をしていたため、お施主さんとの認識にも大きなズレがなく追加予算を計上する事なく進められました。
プロデュース会社のご紹介で出会いました。
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■ 明るくしたい、物は隠したい。
■ 天井高を高くとりたい。
■ 寒くて暑い「家」なので、断熱計画を見直したい。
■ 木を使って温かい感じにしたい。
全体的に“リゾートホテル”の様な感覚を意識し、60歳を過ぎた御夫婦がゆったりと余生を過ごせる空間を意識しました。
全体としては“プライベートを重視した閉じる空間”とするのではなく、むしろ“つながりを意識した連続する空間”とする事で“奥行きある大きなワンルーム空間”を実現し、目に見えなくとも、〝家族の気配〟を感じる空間をイメージしました。
お施主さんが言葉にする「要望」をそのまま鵜呑みにする事なく、本質で求めるものと、そうでないものとの2つに切り分ける事でプランニングを考えました。
例えば、使い勝手が変わらない「クローズ型のキッチン」で良いのではないか?という当初のお施主さんの意見を鵜呑みにせず、「オープン型のアイランドキッチン」のご提案などはその一例です。
私どもの事務所では共通にして心掛けている事ですが、専門知識を保有し、経験値が豊富な分、お施主さんの要望する通りにプランニングするのではなく、実際に「ご要望」されている事の本質を見抜き、より良い案があればお施主さんには必ずご提案する様には心掛けています。
家族とのつながりを意識した「アイランドキッチン」
長年ご利用されたクローズ型のキッチンとは正反対の「アイランドキッチン」をご提案。
お嬢さんと一緒に料理したり、リビングにいる家族と対話の出来る距離感を重視しました。
将来を想定し、仕事をリタイアされた旦那さんがキッチンへ足を運びやすくしているのも狙いです。
ちなみに床材はこだわりのテラコッタを採用、リビング同様に床暖房が装備されています。
リビングと連続する和室
「和室」という独立した空間を設けるのではなく、洋室と一体感のある和室を計画しました。もともとは離れにあった仏壇ですが、ご先祖を大事にするご家族の思いを汲むことでご家族と一体感のあるスペースとなりました。
3社による競争入札で決定しました。コストはもちろんですが、当時で築38年工事後の建物ですので、工事後の「アフターフォロー」、「メンテナンス」を考えて、経営状況や地域性も比重の高い判断基準としました。
築38年のリフォーム計画だっただけに、事前に想定できる「経年劣化による構造修繕費」などの予備費をきちんと計画段階からお施主さんと共有・想定する事で、無駄な工程を省けたのは結果として、コスト抑制に繋がったと思います。
世間一般では、開けてみないとわからない事があるため、修繕工事を工程や予算に加味しない事で現場が後戻りしたり、予算配分を見直し計画案を作り直す事で2度手間、3度手間となり、結果としてコストが肥大化する事が珍しくありません。。
また、空間をひとつの大きなワンルームと計画した事は、余計な間仕切り、イコール、余計な建材を省く形となり、コストの肥大化を防ぐ結果となりました。
工事が進む中で、お施主さん側で「あれも、これも」と要望するリフォーム箇所が増える事で、現場での変更も多かったのですが、ある程度、私の中で、追加要望があるのではと想定していた事と、工務店さんの頑張りもあって、大きな混乱が起こる事なく、無事竣工とする事が出来ました。
Q、実際に住んでみて如何でしょうか?
もともとは「親から受け継いだ建物をどう活かすか?」という想いにはじまった計画でした。
実際に住んでみると、リフォームなので当然「建物の大きさ」は変わらないはずなのに、「なぜこんなに大きく、広く感じるのか?」と驚いています。また実際に多くの自然素材に触れた事で、以前の新建材との違いを「目」で「肌」で感じる毎日です。良い意味で〝驚き〟と〝裏切り〟だらけの設計提案を頂き、多少の戸惑いは正直ありましたが、住むほどに心地よさを感じる毎日です。
いまだに、加藤さんにはインテリアの相談などもさせて頂いており、感謝の限りです。
建築家の声
リフォームは新築より難しいと言われる所以が、「開けてみないと、どうなっているか分からない」に尽きると思います。この「開けてみるとどうなっているか?」を今までの経験値から想定する事も私どもの大事な役目だと思っております。想定する事で、事前に必要な工事もお施主さんと共有する事が可能となり、全体予算を把握し、適切な予算配分が可能となります。
建物もストック型社会に変化しいる昨今、ますます、建物の改修工事は増えると思われますので当事務所も意欲的に参加出来ればと思っております。非常に良い経験をさせて頂きました。
カトウ アーキテクト オフィス
住所:東京都中野区東中野 3-13-10
BAL501
電話番号:03-5386-6101
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